



シューパロ慕情
湖底で眠る大夕張
大夕張の記憶を歌う「シューパロ慕情」
炭鉱の町・大夕張——風とともに生きた人々の足音を、歌に乗せて今へと届けます。街は湖に沈んでも、心のふるさとは、誰の中にも息づいている。この歌が、そっと誰かの記憶に寄り添い、忘れられた風景に灯をともしますように。時代を越え、土地を越えて、語り継がれる、魂のふるさと讃歌。
夕張市の東部、夕張川の最上流部に形成された炭鉱街大夕張(字名は夕張市鹿島)。1929年の三菱鉱業による大夕張炭鉱開発により建設され、最盛期の1955年には25000人(鹿島20000人・南部5000人)の人口を数えた。1973年の三菱大夕張炭鉱閉山後は、過疎化の一途をたどり1991年、夕張シューパロダム建設が決定。1998年鹿島地区より住民の移転完了しました。


歌/喜文字
作詞、作曲/弾 純平
雪に埋もれた シューパロ湖畔
時の流れか 運命の町よ
あ~ 静かに眠れ
大夕張の 冬ひとつ
吹雪の数だけ 優しくなれる
人の情けに 氷柱もとける
春まだ遠い 水墨の郷は
あ~ 心に生きる
大夕張の 冬もよう
生きる喜び 教えてくれた
空にそびえる 夕張岳よ
風に舞い散る 谷間の雪も
あ~ 忘れはしない
我がふるさとの 大ゆうばり

ー 夕張シューパロダム ー
2015年、大夕張ダムの直下流155m地点に、夕張シューパロダムが竣工した。2014年に夕張シューパロダムの湛水が始まり、大夕張が湖底に沈みました。水面15,0km(全国2位)、総貯水容量427,000,000 m³(全国4位)の多目的ダムです。堤高110,6mの重力式コンクリートダムです。

ー 三弦橋 ー
三弦橋(さんげんきょう)シューパロ湖に架かる旧森林鉄道の鉄道橋で、1958年に完成した単線鉄道橋である。日本初の三弦構造をもつ下路ワーレントラス鉄道橋で大夕張営林署が木材を輸送する目的で敷設した。2014年湖底に沈みました。

ー 秀峰夕張岳 ー
夕張岳(ゆうばりだけ)は、北海道の中央部を南北に走る夕張山地の南端に位置する標高1,668 mの山。夕張市と空知郡南富良野町にまたがり、山域は北側の芦別岳と共に「富良野芦別道立自然公園」に指定されている。

ー 夕張川 ー
夕張川(ゆうばりがわ)は、石狩川水系石狩川支流の一級河川である。北海道夕張市北東の空知郡南富良野町との境界に位置する夕張山地の鉢盛山に源を発し136 km、江別市東部で石狩川に合流する。
ー紹介されましたー